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コラム詳細

モラハラやDVの定義と対処法2019.03.31

夫婦間のDVやモラハラは、それだけで離婚の理由になるほど深刻な問題です。ここでは、DVやモラハラの定義、被害にあったときの対処法について紹介します。

DVとモラハラはどう違う?

まず、DVとモラハラの定義について確認しておきましょう。
DVは配偶者(事実婚を含む)や恋人といった親密な関係にある人、もしくはあった人から振るわれる暴力のことを指します。
殴る蹴るといった肉体的な暴力のほか、望まない性行為を強要する性的な暴力、暴言を吐く、生活費を渡さないといったような精神的・経済的な暴力も含みます。
一方、モラハラ(モラルハラスメント)は肉体的な暴力はないものの、言葉や行動、態度によって相手に精神的な苦痛を与える行為を指します。無視する、暴言を吐く、相手を過剰に束縛・支配しようとする、相手を見下す言動・態度をするといった行為があてはまります。
モラハラは精神的DVとよく似ていますが、その違いは加害者側の気持ちだといわれています。加害者側に罪悪感がある精神的DVとは違い、モラハラの場合は加害者側に罪悪感がないとされているのです。
ただ、精神的DVもモラハラも被害者が精神的に追い詰められるという意味では変わりません。我慢していると相手の行動がエスカレートする可能性があるので、早めに対処することをおすすめします。

もしモラハラやDVの被害にあったら?

モラハラやDVは被害者の精神や肉体をひどく傷つけます。場合によっては命の危険にさらされる可能性も否定できません。
もしモラハラやDVの被害にあってしまったら、まずは相手から逃げることが大切です。自分の身を守るためにも、別居する、離婚するなど相手と距離を置くことを考えましょう。
ただし、直接相手に離婚話などを切り出すと状況が悪化する場合もあります。弁護士など信頼できる第三者に相談しつつ、慎重に対応しましょう。
モラハラやDVといったトラブルに巻き込まれた際、被害者が取るべき行動としては次のようなものがあります。

・証拠を集める
相手の言動を録音する、メールやLINEのデータのスクショを取る、日記をつける、けがの写真を撮るなど、相手のモラハラやDVの証拠を集めます。これらの証拠は相手に消される可能性もあるので、同居している間にこっそり集めておくのがベストです。また、病気やけがをした場合には、病院で忘れずに診断書をもらいましょう。

・安全な場所に逃げる
離婚の準備などで別居する場合には、相手に居場所を悟られないようにしましょう。行き先がわかると相手に追いかけられる可能性があります。

・弁護士に相談する
弁護士に相談するのもおすすめです。離婚を含む今後の対策、身辺保護などさまざまな面で支援が受けられます。

モラハラやDVが原因で離婚する場合、離婚時には相手から慰謝料をもらえる可能性が高いです。また、未成年の子供がいる家庭では、子供の親権の問題もあるでしょう。
モラハラやDV問題に対処するためには、法律家のアドバイスは欠かせないものです。今後の生活を考える上でも、一度弁護士にきちんと相談し、アドバイスをもらうことをおすすめします。

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