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コラム詳細

慰謝料請求では「証拠」が大切2019.07.07

離婚慰謝料の請求で最も重要なことは何でしょうか?それは「証拠」です。ここでは、慰謝料請求における証拠の重要さと、実際にどのような証拠が必要になるのかを解説していきます。

離婚慰謝料における証拠の重要性と例

離婚慰謝料の請求では、離婚原因となる事実の証明をしなくてはならないことがあります。
このとき、証拠がなければ、慰謝料自体が認められない可能性もあるわけです。さらに、離婚裁判に発展したときにも、裁判官を納得させるための鍵として、証拠はとても大切です。では、どういったものが証拠になるのかを具体的に見ていきましょう。

不貞行為(不倫・浮気)の証拠として認められやすいもの

・不倫や浮気を裏付ける内容のメール、通話履歴、SNSのやりとりなど(ただし日常会話の延長でないもの)
・性行為があったと推定できる写真や動画(ホテルの出入りなどを記録したもの)
・不貞行為に関する自白を録音した音声記録
・信頼に足る外部の専門業者(探偵や調査会社など)の報告書
・ラブホテルの領収書

DV(精神的DV含む)が原因の場合

・暴力を受けた時期や暴力を振るわれたときの状況を記したメモ
・ケガの診断書や写真
・配偶者が発した暴言のリスト、録音、動画
・配偶者の言動によりPTSDなどを発症した場合は、その診断書

悪意の遺棄(生活費を入れない、理由のない別居など)の証拠として認められやすいもの

・通帳のコピーなど、生活費の振り込まれていないことや、その時期がわかる記録
・配偶者が自宅とは別に借りている物件の賃貸借契約書
・別居に至った経緯や時期、期間がわかるもの

こういった証拠は、離婚原因があったことを裏付け、信用性を補強するための重要な資料です。また、複数の証拠や第三者の証言が加わることにより、状況次第で慰謝料の増額も見込めるでしょう。

裁判離婚でより重要になる「証拠」

協議離婚(話し合い)や調停でも決着がつかない場合、最終的には裁判離婚へと発展する可能性もあります。裁判では当事者の「主張」と「立証」がワンセットであることが大原則です。主張は当事者の言い分であり、一般的に自分に有利なことを話します。それだけに、双方の言い分に食い違いが発生する可能性があるわけです。

そこで重要になるのが、それぞれの主張を支える「証拠」です。日本で行われる裁判には「証拠裁判主義」という原則があります。つまり、当事者の主張を裏付ける証拠がなければ、自分の言い分を認めてもらうことは難しいのです。言い分が認められなければ、慰謝料請求にも支障をきたします。

弁護士の力で証拠を有効活用

証拠は、できれば複数用意し、可能であれば第三者の協力を得て証言を取り付けることも検討してみましょう。また、「証拠」をどのように組み合わせ、主張に繋げるかという「工夫」や「戦略」も重要です。この部分は、経験豊富な弁護士の手腕が問われます。

集めた証拠をどう使い、どうアピールするかで慰謝料の金額が変わってくる可能性は十分にあるのです。納得のいく慰謝料請求のためには、離婚に強い弁護士のサポートが不可欠といえるでしょう。

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