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モラハラ夫の特徴2020.03.17

1 妻を悩ませるモラハラ夫

近頃、「モラハラ」を理由に、夫との離婚を決意する女性が増えています。

この「モラハラ」とは、モラルハラスメントの略で、モラル(道徳)に反する精神的な暴力や嫌がらせのことをいいます。このような行為をする夫が、「モラハラ夫」です。

モラハラ夫は、不思議なことに、多くの共通する特徴を持っています。モラハラ夫を相手取った事件において、モラハラ夫を観察していると、「またこのパターンか!」と思わせられることがよくあるのです。

そこで、今回はモラハラ夫の特徴を解説します。

 

2 モラハラ夫の特徴

  •  自分が絶対に正しいと思い込んでいる

モラハラ夫は、自分が持っている常識や自分の行動が絶対に正しいと思い込んでいます。

そのため、モラハラ夫は、自分の気に入らないことがあった場合、自分に原因があるのではないかと考えることはなく、常に他人(妻)のせいにします。そして、妻が、その考え方はおかしいと反論しようものならば、独自の理論を並べ立てて、あたかも自分が正しく相手が間違っているかのように思い込ませます。

モラハラ夫は自分の常識を疑うことがないので、自分の常識に反する行為をする妻のことを、「非常識な人間」「無礼者」と激しく詰ります。

  •  妻以外に対してはいい人

モラハラ夫は、家庭から一歩でれば、「いい人」に変身します。

モラハラ夫は、妻のことは「どのように扱っても許されるもの・自分のいうことを聞くべきもの」と考え、支配しようとしているので、ぞんざいに扱います。

他方、モラハラ夫は世間体を気にすることが多いため、家庭の外では、とても家庭思いのよい夫かのように振る舞います。そのため、モラハラ夫について、妻以外の者からは、とてもよい夫であり、とてもモラハラなどする人間のようには見えない場合が多いです。

もっとも、家庭外においても、モラハラ気質をあらわにする夫もいます。

 

  •  嫉妬心が強い

モラハラ夫は、妻のことを自分の所有物だと思い込んでいます。ですので、妻が自分のことをかまってくれなかったり、自分以外の者と親しくしていることに、強い不快感を覚えます。特に、妻が異性と関わりを持つことを極端に嫌うので、異性と二人で出かけることはもちろん、連絡をとることさえも完全に禁じます。また、妻の異性の友人だけでなく、家にくる男性の宅配業者等にも嫉妬心を感じることがあります。

  •  離婚に応じない

モラハラ夫は、妻のことをぞんざいに扱いますが、妻のことは、自分から離れていってしまっては困ると感じています。また、自分の行動は常に正しいので、離婚などといってくる妻の判断が間違っていると思い込みます。そのため、モラハラ夫は離婚に応じない場合が多いです。

ただし、離婚に応じないと主張しつつも自らの行為を改めることはなく、むしろ妻に対して、反省して考えを改めるべきだと考えています。

 

3 モラハラ夫との離婚を思い立ったら

モラハラ夫が簡単に離婚に応じてくれるケースはあまりないので、離婚するとなれば裁判までもつれ込むことも多いです。

モラハラ夫との離婚対応をご自身で行うとなると、非常に大きなストレスとなります。離婚問題に詳しい弁護士に依頼し、対応してもらうことをおすすめします。

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