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コラム詳細

離婚訴訟の心構え(女性編)2020.06.30

離婚調停が不調に終わり、裁判となってしまった場合、妻側には多大な経済的・精神的負担がかかることになります。ここでは、離婚訴訟に臨むことになった女性が知っておきたい心構えを紹介します。

離婚訴訟について

離婚調停が不調に終わった場合、あるいは法定離婚事由がある場合は、離婚訴訟で離婚を争うことになります。当事者双方がお互いの主張を戦わせ、最終的に裁判官が判断を下します。話し合いの結果で離婚を決める協議離婚や調停離婚と違い、裁判官の判断で結論が決まるのが特徴です。

女性が離婚訴訟に挑むときの心構え

離婚訴訟にまで至った場合、相手方と真っ向から対立することになります。ここでは、自分に有利な条件で離婚を成立させるために知っておいてほしいことを紹介します。

冷静に対応する

裁判では、相手や相手方の弁護士に何を言われても、冷静に対処することが大切です。感情的になると裁判官の心証が悪くなるおそれがあります。法廷で相手を罵倒したり、ヒステリックに反論したりしないように注意しましょう。

必要な証拠を集める

相手が不倫していた、DVやモラハラの被害にあっていたなどの事情で離婚を決意した場合は、有利な条件で離婚をするために相手に離婚原因があることを証明する必要があります。
ときには探偵事務所なども利用しながら、自分の主張の裏付けとなる証拠を探しておきましょう。
例えば、不倫であれば、ラブホテルに出入りしている写真、不倫相手とのやり取り(メール、SNS)の画像、ホテルの領収書などが代表的な証拠になります。
また、DVなどでは病院の診断書、ケガの写真なども必要です。

担当の弁護士とコミュニケーションを取る

離婚訴訟中は精神的にも追い詰められやすいものです。不安なことがあったら、担当の弁護士に相談しましょう。
なお、弁護士との信頼関係を壊さないようにするためにも、嘘はつかないように注意してください。裁判中に嘘をついていたことが発覚した場合、弁護士の訴訟戦略に大きな狂いが生じてしまいます。

状況によっては和解も検討する

裁判の途中で、裁判所が和解を勧めてくることがあります。この場合、条件面で折り合えそうであれば、和解に応じることも検討しましょう。
裁判所が和解を勧告するときというのは、すでにある程度裁判官の中で結論が固まっているよきです。このような状況下では、和解という形で相手方と話し合った方がより有利な条件を引き出せる可能性もあります。
また、和解をすればそこで裁判が終わるため、裁判の早期終結にもつながります。

裁判に必要な費用を準備しておく

離婚訴訟の期間は半年~数年といわれています。長期戦も覚悟する必要があるため、その間の弁護士費用や裁判費用だけでもかなりのものになるでしょう。納得のいく結論が出るまで戦うためにも、法テラスを利用するなどして,裁判に必要な費用を準備しておくことが大切です。

生活基盤を固めておく

離婚訴訟が長期化すると、生活費の問題も出てきます。あらかじめ婚姻費用分担請求をしておくなど、経済面で困らないようにしておくことも大切です。
さらに、離婚後の生活に備えて住む場所を探す、職を探す(専業主婦の場合)といった今後の生活を見据えた準備もしておく必要があります。
小さな子供がいる人の場合は、裁判が行われている間の子供の預け先も探しておきましょう。

離婚の相談は弁護士に

納得の行く条件で離婚訴訟を進める場合は、法律と訴訟のプロである弁護士の助けが不可欠です。もし現在、離婚に関する悩みがあるのであれば、一度弁護士にご相談ください。

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